羽アリが部屋に大量発生する原因とは?危険なシロアリ判別と緊急対処法

羽アリが部屋に大量発生する原因とは?危険なシロアリ判別と緊急対処法

羽アリが部屋に大量発生する原因とは?危険なシロアリ判別と緊急対処法とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

目の前にいる羽アリが「木造住宅を食害するシロアリ」なのか、それとも「木材を食べない黒アリ」なのかを冷静に区別することが、その後の初動を左右します。名称に「アリ」と付くものの、生物分類学上、シロアリはゴキブリ目に属し、黒アリはハチ目に属する全く別の昆虫です。

肉眼やスマートフォンの拡大カメラで判別できるシロアリと黒アリの見分け方は、以下の3つの身体的特徴に集約されます。

  • 胴体のくびれ:シロアリは胸部と腹部に境目がなく寸胴(ずんどう)型。黒アリは腰の部分がキュッと細くくびれている。
  • 翅(はね)の形状と長さ:シロアリは前翅と後翅の大きさがほぼ同じで、胴体よりはるかに長い。黒アリは前翅が後翅よりも明らかに大きく、翅脈が明瞭。
  • 触角の形状:シロアリは数珠(じゅず)状でまっすぐ伸びる。黒アリは「くの字」型に途中で折れ曲がっている。
項目ヤマトシロアリイエシロアリ黒アリ(有翅虫)群飛の主な時期・時間4月〜5月(雨上がりの昼)6月〜7月(蒸し暑い夜)6月〜11月(主に夕方〜夜)体色・特徴黒褐色(首元が黄色味)黄褐色〜茶褐色(全体が淡い)黒色・赤褐色(くびれ明瞭)推定被害規模・生息数1万〜5万匹(湿潤な木部局所)50万〜100万匹(家屋全体を加害)木材自体の食害リスクなし2026年想定対策費用相場15万〜25万円(標準30坪)25万〜45万円(被害進行度による)3万〜8万円(侵入防止処理)

日本国内で住宅に甚大な被害をもたらす代表格はヤマトシロアリとイエシロアリの2種です。特にイエシロアリは乾燥した木材にも自ら水を運びながら食害を進めるため、被害が屋根裏にまで及び、梁や柱を空洞化させて耐震強度を致命的に損なう危険性があります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。