リオネル・メッシが掲げたビッグイヤー(CL優勝トロフィー)は通算4回にのぼります。そのすべてが下部組織カンテラから育ったFCバルセロナ時代に成し遂げられたものです。メッシのCL優勝年度は2005-06、2008-09、2010-11、2014-15シーズンであり、それぞれの大会で世界最高峰の輝きを放ちました。
なかでもファンの記憶に強烈に焼き付いているのが、メッシのバルセロナにおけるCL決勝ハイライトです。2008-09シーズンのローマ決勝(マンチェスター・ユナイテッド戦)では、シャビ・エルナンデスの絶妙なクロスに反応し、名手ファン・デル・サールの頭上を越える驚異的な浮遊感のヘディングシュートを叩き込みました。スパイクが脱げたまま右手に靴を掲げて喜ぶ姿は、バルサの歴史的「3冠(トレブル)」を象徴する名場面です。
さらに2010-11シーズンのウェンブリー決勝(同じくマンチェスター・ユナイテッド戦)では、ペップ・グアルディオラ監督率いるパスサッカーの極致の中で躍動。ペナルティエリア手前から左足を一閃し、決勝点となる豪快なミドルシュートを沈めました。サー・アレックス・ファーガソン監督に「対戦した中で過去最強のチーム」と言わしめたこの試合は、メッシ個人にとってもキャリア最高のパフォーマンスの一つと称えられています。
そして2014-15シーズンのベルリン決勝(ユヴェントス戦)では、ルイス・スアレス、ネイマールと形成した伝説の「MSNトリオ」で欧州を席巻。ルイス・エンリケ監督のもと、2度目となる3冠達成の中心としてクラブに4度目の欧州制覇をもたらしました。