東京駅八重洲南口のJR高速バスターミナルから発着するジェイアールバス関東の「東京ゆめぐり号」は、草津温泉バスターミナルまで乗り換えなしで直行できる利便性から、絶大な支持を集めています。到着地となる草津温泉バスターミナルは、名所である湯畑まで徒歩約5分という好立地にあり、大きなスーツケースやボストンバッグをトランクに預けてしまえば、座席に身を委ねるだけで目的地の中心街に降り立つことができます。
運賃設定はカレンダー運賃制が導入されており、通常期は片道3,600円〜4,000円前後、早期購入割引(早売)を適用できれば3,000円前後まで抑えられます。電車利用と異なり、乗り換え駅での階段の上り下りやホーム移動が一切発生しない点は、シニア層や小さな子供連れのファミリーにとって計り知れない心理的アドバンテージとなります。
車内設備に関しても、近年の車両はフリーWi-Fiや座席充電用USBポート・コンセント、清潔な車内トイレを標準装備しており、長時間の着席でもストレスを感じにくい環境が整えられています。上里サービスエリア等での開放休憩も設定されており、ご当地グルメを楽しみながら移動できる点も好評です。
一方で、高速バス最大の弱点となるのが「関越自動車道の交通渋滞」です。特に土曜・休日の午前に下り線(草津方面)を通過する場合や、日曜・連休最終日の午後に上り線(東京方面)を走行する場合、高坂サービスエリアや花園インターチェンジ付近で激しい渋滞が発生し、予定到着時刻から1時間から2時間以上の遅延が生じることも珍しくありません。「帰りの新幹線の指定席に間に合わない」「旅館の夕食開始時刻に遅れてしまう」といったトラブルを避けるためにも、復路での高速バス利用には十分なバッファを見込む必要があります。