就職活動や中途採用の面接において、「私の強みは臨機応変な対応力です」とアピールする応募者は後を絶ちません。しかし、多くの採用担当者はこの表現に物足りなさを感じています。
「対応力」という単語は守備範囲が広すぎるため、具体性に欠けると「指示待ちで受動的な性格なのではないか」「何でも器用にこなすと言いつつ、突出したスキルがないのではないか」という逆効果を生む危険性があります。
面接で評価される自己PRを構築するには、STAR法(Situation=状況、Task=課題、Action=行動、Result=成果)に則り、どのような文脈での対応力なのかを言語化することが不可欠です。
例えば、「予期せぬ仕様変更に対して、優先順位を瞬時に再構築してチームを統率した危機管理的な対応力」なのか、「価値観の異なるクライアントの要望を丁寧に汲み取り、折衷案を提示した対人折衝における応対力」なのかを明確に切り分けます。言葉を研ぎ澄ますことで、説得力は格段に跳ね上がります。