今回の第50回衆議院議員総選挙において、東京24区は「裏金議員への刺客」という文脈で全国のスポットライトを浴びた。有田氏の擁立は、党本部主導で決められた強力なカードだった。全国的な知名度を誇る有田氏の登場により、序盤の情勢調査では野党リードの数値すら躍り出た。
だが、急ごしらえの選挙態勢には歪みも生じていた。地元議員やボランティアとの連携に時間を要し、八王子固有のローカル課題に対する訴求が後手に回った点は否定できない。刺客としての風速は確かに吹き荒れたが、選挙後半で相手陣営の締め付けが強まるにつれ、その風は失速した。