「白タク」横行の危機!ライドシェア解禁下の違法リスクと見分け方

「白タク」横行の危機!ライドシェア解禁下の違法リスクと見分け方

「白タク」横行の危機!ライドシェア解禁下の違法リスクと見分け方の重要ポイントをご紹介します。専門的な知識がチェックできます。

一般的なタクシーは事業用車両であることを示す「緑ナンバー」を装着しているのに対し、無許可の自家用車は「白ナンバー」のままで営業を行う。これが「白タク」と呼ばれる所以だ。法的な位置づけは明確であり、営業権を持たない個人を有償で乗せる行為は違法にあたる。

根拠となる法律は「道路運送法」第4条および第78条だ。同法に違反して無許可営業を行った事業者やドライバーには、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、またはその両方が科される。これは交通関連の違反の中でもきわめて重い部類に入る。

危険なのはドライバー側だけではない。利用する乗客側にも甚大なリスクが及ぶ。最大の懸念は交通事故発生時の損害賠償だ。通常のタクシー会社であれば、対人・対物無制限の任意保険や事業者用保険への加入が義務付けられており、事故時の補償体制が万全に整えられている。

しかし、個人所有の自家用車で違法営業を行っている場合、搭乗中事故に遭っても自家用車保険の「営利目的除外規定」に抵触し、保険金が一切支払われないケースが多発している。さらに、高額な運賃を不当に請求されるトラブルや、車内で事件に巻き込まれる危険性も指摘されている。海外では利用者が違法行為の共犯とみなされ罰則や聴取の対象となった事例もあり、安易な利用はあまりにリスクが高い。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。