容器デザインの劇的な進化も見逃せない。プラスチック容器のチープなイメージは完全に過去のものとなった。
ヴィンテージのピルケースを思わせる重厚な真鍮製ケース、建築的なモダニズムを感じさせるアルマイト加工のアルミボディ、あるいは環境に配慮した生分解性ポリエステルの3Dプリント容器まで、工芸品としての美しさを競い合っている。リフィル(詰め替え)対応のサステナブル構造が当たり前となった現在、お気に入りのケースを長く愛用し、季節ごとに中身の香りを入れ替えるカルチャーが定着。ポケットから取り出して指先で開閉する感触は、どこか上質な文房具や最新のデジタルガジェットを操作する感覚にも似た所有欲を満たしてくれる。