良介の友人・健一を演じた片岡鶴太郎は、当時お笑いタレントからの本格的な俳優転身期であり、泥臭くも愛おしい男心を熱演した。一方、ハンサムでプレイボーイな貞九郎を演じた奥田瑛二は、洗練された大人の色気で画面を引き締めた。二人の対照的なキャラクター配置が、物語に深みを与えていたのは間違いない。
女性陣の存在感も際立っていた。賀来千香子が演じた千明の洗練された都会的なスタイルは、当時の女性たちの憧れの的となった。そして、どこか影があり物語のキーパーソンとなった香里役の池上季実子。個性の異なる3人の女性と4人の男性が織りなす複雑な人間関係は、群像劇としての完成度を極限まで高めていた。