うなぎを食べる国は日本だけ?世界で愛される驚きの鰻食文化

うなぎを食べる国は日本だけ?世界で愛される驚きの鰻食文化

うなぎを食べる国は日本だけ?世界で愛される驚きの鰻食文化について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

ヨーロッパにおけるうなぎの歴史は古く、古代ローマ時代から貴重なタンパク源として珍重されてきました。日本とは一線を画す、欧州各地の代表的な郷土料理を見ていきます。

イギリス:労働者の活力を支えた「うなぎのゼリー寄せ」
ロンドンのイーストエンド発祥として名高いのが「うなぎのゼリー寄せ(Jellied Eels)」です。テムズ川で豊富に獲れたうなぎをぶつ切りにして煮込み、うなぎ自身が持つ豊富なコラーゲンで冷やし固めた料理です。18世紀以降、過酷な労働に従事する庶民の手軽な栄養源として親しまれ、現在も老舗パイ&マッシュ店などで伝統の味が受け継がれています。

スペイン:黄金よりも高価と称される稚魚料理「アングーラス」
バスク地方を中心とするスペイン北部では、うなぎの稚魚(シラスウナギ)をオリーブオイル、ニンニク、唐辛子で素早く炒める「アングーラス(Angulas)」が伝統的な高級料理として知られます。1キロあたり数十万円の値がつくこともある冬の贅沢品で、現在ではスケソウダラのすり身で作られた代替品「グラ・デ・アンギラ」が一般家庭の食卓に広く普及しています。

イタリア:クリスマスイブの象徴「カピトーネ」
イタリア南部、特にナポリ近郊では、大型の雌うなぎを「カピトーネ(Capitone)」と呼び、クリスマスイブの伝統料理として欠かせない存在です。ぶつ切りにして油で揚げたり、トマトや白ワインで煮込んだりして食されます。蛇に似た姿のうなぎを食べることで、悪魔や災いを退ける魔除けの意味が込められています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。