大学卒業後の1975年(昭和50年)、寛信氏は日本屈指の総合商社である三菱商事に入社しました。政治家の息子という色眼鏡を排し、現場第一主義の営業マンとして国内外を駆け巡る日々を送ります。
カナダ・トロント駐在をはじめとする海外勤務を経験し、紙パルプや包装資材、化学品関連のビジネスにおいて大型プロジェクトを次々と成功に導きました。社内では「仕事に極めて厳格でありながら、部下思いで情に厚いリーダー」として高い信望を集めていました。
その卓越した経営手腕が評価され、2004年には三菱商事パッケージング株式会社の代表取締役社長に就任。同社を業界トップクラスの収益体質へと押し上げ、後には取締役会長も務めました。名門の後継ぎという看板に頼ることなく、純粋な実力で財界の階段を駆け上がった稀有な人物です。