【放置は危険】グリーンネイルとは?カビじゃない衝撃の正体と治し方

【放置は危険】グリーンネイルとは?カビじゃない衝撃の正体と治し方

【放置は危険】グリーンネイルとは?カビじゃない衝撃の正体と治し方について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。

爪の表面や内部が黄緑色、さらには濃い深緑色に変色する「グリーンネイル」。長年ネイルサロン業界やSNSでは「爪カビ」と通称されてきましたが、日本皮膚科学会の知見でも明らかな通り、原因菌は真菌(カビ)ではなく環境常在菌の一種である緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)です。

緑膿菌は湿度の高い環境を好み、土壌や水中、さらには人間の皮膚表面や消化管内にもごく普通に存在するグラム陰性桿菌です。通常であれば、健康な皮膚や爪に付着しても悪さをすることはありません。しかし、爪と人工爪(ジェルやアクリル)の間にわずかな隙間が生じ、そこに水分が滞留すると、密閉された高温多湿の環境下で緑膿菌が爆発的に増殖します。

緑色に変色する理由は、緑膿菌が増殖する過程で産生するピオシアニン(青緑色色素)やピオベルジン(黄緑色蛍光色素)といった代謝物質が爪甲のケラチン繊維に沈着するためです。感染の初期症状では、爪先や甘皮付近にうっすらと黄緑色の斑点状のくすみが生じる程度で、痛みの有無で言えばほぼ無痛です。そのため「ただの色素沈着だろう」と見過ごされ、次回のネイル付け替え時まで数週間放置されて悪化するケースが後を絶ちません。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。