【完全版】強酸の覚え方は語呂合わせ一発!弱酸の見分け方も徹底解説

【完全版】強酸の覚え方は語呂合わせ一発!弱酸の見分け方も徹底解説

【完全版】強酸の覚え方は語呂合わせ一発!弱酸の見分け方も徹底解説の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

理論化学の計算問題を解く際、酸・塩基の強弱に加えて必須となるのが「価数」と「電離度($\alpha$)」の把握です。水溶液中における電離度がほぼ1($1.0$に近い値)を示すものを強酸・強塩基と呼び、電離度が極めて小さい(通常$0.01$〜$0.05$程度)ものを弱酸・弱塩基と定義します。

試験に出る主要な酸・塩基のデータを整理した比較表を確認してみましょう。

物質名・化学式分類と価数電離度($\alpha$)の目安試験対策上の重要チェック事項塩酸($HCl$)強酸 / 1価$\alpha \approx 1$塩化水素の水溶液。揮発性の酸であり気体発生反応で頻出。硫酸($H_2SO_4$)強酸 / 2価第1段階 $\alpha \approx 1$
第2段階 $\alpha \approx 0.6$代表的な2価の強酸。計算時は通常2段階電離ともに$\alpha=1$として扱う。硝酸($HNO_3$)強酸 / 1価$\alpha \approx 1$強い酸化作用を持つ。銅や銀を溶かす反応(無機化学)との連動必須。過塩素酸($HClO_4$)強酸 / 1価$\alpha \approx 1$無機酸の中で最高クラスの酸強度。共通テストの正誤判定で差がつく。酢酸($CH_3COOH$)弱酸 / 1価$\alpha \approx 0.01$水素原子は4つあるが電離するのはカルボキシ基の$H^+$の1つのみ。炭酸($H_2CO_3$)弱酸 / 2価$\alpha \ll 1$気体$CO_2$が水に溶けた状態。弱酸遊離反応における基準物質。水酸化ナトリウム($NaOH$)強塩基 / 1価$\alpha \approx 1$潮解性を持つ固体。中和滴定の標準液として最頻出。アンモニア($NH_3$)弱塩基 / 1価$\alpha \approx 0.01$水中で $NH_3 + H_2O \rightleftarrows NH_4^+ + OH^-$ の平衡を作る代表的弱塩基。

電離度の求め方は、「電離した溶質の物質量 ÷ 溶解した溶質全体の物質量」です。強酸・強塩基ではこの値がほぼ1となり、溶かした分子のすべてがイオンに分かれます。一方、酢酸などの弱酸は100個中1〜2個程度しか電離しないため、溶液中には大部分が分子のまま残存します。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。