プロ直伝!もつ煮込み人気レシピ徹底解説|臭みが劇的に消える黄金比とは?

プロ直伝!もつ煮込み人気レシピ徹底解説|臭みが劇的に消える黄金比とは?

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もつ煮込みの成否を分ける最大の分水嶺は、味付けではなく「調理前の下処理」にあります。スーパーで市販されている一般的な豚白モツは、すでに一度ボイルされているものが大半ですが、パック内には酸化した脂質や内壁の微細な汚れ、独特の獣臭を放つ水分が残留しています。これをそのまま鍋へ投入することが、失敗の最大の原因です。

下処理の目的は単なる汚れ落としではありません。モツの硬さの原因となる「筋膜と余分な皮下脂肪」を取り除きつつ、コラーゲン繊維をゆっくりと熱変性させてゼラチン化を促すための準備段階です。名店や料理研究家が実践する下処理の決定的な3ステップは以下の通りです。

① 小麦粉または塩による揉み洗い:
ボウルに入れた生のモツ(ボイルモツも含む)に大さじ2杯程度の小麦粉をもみ込みます。小麦粉の微粒子がモツ表面の細かな凹凸に入り込み、臭みの元凶である酸化した油分や汚れを吸着します。その後、流水で白濁がなくなるまでしっかりと洗い流します。

② 香味野菜を加えた「水からの茹でこぼし」(2回):
鍋にたっぷりの水とモツ、長ネギの青い部分、生姜の薄切り、酒を加え、必ず水から加熱します。沸騰してから3〜5分間しっかりとアクを出させ、ザルに上げて湯をすべて捨てます。この工程を新しい水に変えて「計2回」繰り返すことで、モツ特有のアンモニア臭や硫黄系化合物をほぼ完全に揮発させることができます。

③ ぬるま湯での最終洗浄と脂のトリミング:
茹でこぼしたモツをぬるま湯の中で優しく洗い、内側に固まっている黄色っぽい余分な脂の塊や血合いを指先で取り除きます。脂を適度に残すことで旨味になりますが、黄色く変色した古い脂は雑味の元になるため徹底して削ぎ落とすのがプロの鉄則です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。