クロちゃんを象徴するフレーズといえば、語尾につける「だしん」や「わわわー」といった独特の言葉遣いです。これらのギャグは一見すると単なる思いつきのようですが、本人のセルフブランディングと試行錯誤の歴史が詰まっています。
代名詞となった語尾の「だしん」は、かつて仲の良かった後輩芸人や周囲のスタッフとの雑談の中で、言葉をマイルドかつキャッチーに響かせるために使っていた「〜だし」が変形したものと本人が明かしています。さらに、自身が敬愛する女性アイドルのような愛らしさを演出したいという本能的な欲求が重なり、SNSやテレビ番組で執拗に使い続けた結果、お茶の間に浸透しました。
ファンやネットユーザーの間で語り継がれる主な名言・ギャグの系譜は以下の通りです。
・「わわわー、輪が三つ!」:安田大サーカスの結成初期から使われている自己紹介ギャグ。オリンピックの五輪をもじったシュールな導入フレーズ。
・「〇〇だしん!」:あらゆる文末に付与される万能語尾。謝罪や言い訳の場面であえて使用されることで、独特の脱力感と苛立ちを生み出す効果を持つ。
・「あーん、なんでぇー!?」:ドッキリで嘘がバレた瞬間や、理不尽に責められた(と本人が感じた)際に発せられる絶叫。
・「神様は見捨ててないしんよー!」:窮地に陥った際、都合の良すぎるポジティブ思考で現実逃避を図る際の名フレーズ。
・「嘘つきじゃない、歩くスピードが早すぎただけ」:SNSでの移動距離の虚偽報告を追及された際に見せた、論理破綻の極致とも言える言い訳。