編集部が現地で実施した動線観察およびネット上のリアルな口コミ(Googleマップレビュー、SNS、地域コミュニティ掲示板等)を分析すると、世代ごとに異なる評価と利用実態が浮き彫りになります。
長年通い続ける地元シニア層からは、「お中元やお歳暮、手土産を買うならやはりさいか屋の包装紙が一番安心できる」「地下の鮮魚店と精肉店の質が高く、スーパーのパック詰めとは満足度が違う」という、百貨店ブランドに対する絶対的な信頼が寄せられています。特に物産展(北海道物産展や九州物産展など)の開催時には、開店直後から多くの常連客で通路が埋まります。
一方で、30代〜40代のファミリー層や単身者からは「藤沢駅前で家電を実際に見て買えるヤマダデンキが入っているのが本当に助かる」「ニトリのデコホームやユザワヤ、成城石井が一つのビルで済むため、買い回りのタイパ(タイムパフォーマンス)が抜群に良い」という実利面での高評価が目立ちます。
他方で、課題として指摘される声もあります。「建物のエスカレーターやトイレなどの設備に昭和の古さを感じる」「エレベーターの待ち時間がやや長い」といったハード面に関する指摘は少なくありません。リニューアルによって内装や売場は刷新されているものの、躯体そのものの経年変化は隠せない部分であり、これが「再開発」や「建て替え」に関する関心を呼ぶ下地となっています。