在校生や卒業生が口を揃えて「学生生活最大の山場」と語るのが、学外の歯科医院や大学病院で行われる「臨床実習」です。知恵袋やSNS上でも「臨床実習がつらい」「指導医や先輩衛生士に厳しく叱責されて泣いた」といった体験談が飛び交っています。
この過酷さの背景には、マネキンを用いた学内シミュレーションと異なり、実際の患者を前にした医療現場の緊張感があります。消毒・滅菌の不備一つが医療事故につながるため、指導担当者も厳しい態度で臨まざるを得ません。日々の実習後には膨大な量の「実習日誌」の記述が課され、睡眠時間を削りながらレポートを仕上げる生活が数カ月間続くことになります。
一方で、夜間部に通う社会人学生からは異なる現場のリアルが聞こえてきます。「昼間は歯科医院でアシスタントとしてアルバイトをし、夕方から授業を受ける」という生活スタイルを選択した場合、日常的に診療の流れを体感できるため、臨床実習への順応スピードが非常に速いというアドバンテージがあります。ただし、体力的な負荷は昼間部の比ではないため、無理のないタイムマネジメントと自己管理能力が試されます。