順風満帆に見えたキャリアに暗雲が立ち込めたのは、2017年のことでした。同年8月、所属事務所より「yasuの長年の活動から生じた頸椎損傷、それに起因する神経痛や体幹の不調」により、予定されていた全国ツアーの中止と無期限の活動休止が電撃発表されました。
ロックボーカリストとして観客を極限まで煽り、激しいヘッドバンギングを何百本ものライブで繰り返してきた代償は、想像以上に深刻なものでした。過去にも声帯結節や出血性声帯炎の手術を乗り越えてきた彼でしたが、首や脊椎の損傷は発声だけでなく、日常生活の起居動作にすら強い痛みを伴う重大な疾患です。
さらに2019年4月には、メンバー個別の事情と合意形成の難航を理由にJanne Da Arcの正式解散が発表されました。バンドへの復帰という希望を抱いていたファンにとっても、リーダーとして重責を背負い続けてきた林保徳本人にとっても、断腸の決断であったことは当時の公式コメントの文面からも痛烈に伝わってきます。