明治の館を語る上で絶対に外せない存在が、名物チーズケーキ「ニルバーナ(NIRVANA)」です。サンスクリット語で「涅槃(すべての苦しみを脱した悟りの境地)」を意味するこのケーキは、初代オーナーが日光山輪王寺の門跡から命名された由緒ある一品として知られています。
一般的なベイクドチーズケーキとは一線を画す製法が特徴です。デンマーク産最高級クリームチーズを贅沢に使用した濃厚なベイクド生地の上に、爽やかな酸味を持つ特製サワークリームの層を重ねて仕上げられています。舌の上でほどける濃厚なコクと、後味を引き締める爽快な酸味のコントラストは、一度味わうと忘れられない完成度を誇ります。
食事メニューの筆頭格として君臨するのが、世代を問わず絶賛される「オムレツライス」です。一般的なチキンライスを薄焼き卵で包むスタイルではなく、エビやチキン、マッシュルームがごろごろと入った風味豊かなライスの上に、熟練シェフが火入れしたふわとろの半熟オムレツが鎮座します。そこに数日間じっくり煮込まれた深いコクの自家製デミグラスソースが惜しみなく注がれ、スプーンを入れた瞬間に広がる芳醇なバターの香りはまさに至福の瞬間を演出します。