壇蜜さんが最初に深刻な異変を見せたのは、2026年春のことでした。レギュラーを務める生放送ラジオ番組を体調不良で途中退席し、そのまま最初の長期休養に入ることになります。報道各社の取材やその後に本人が執筆したエッセイによると、直接の引き金となったのは2026年頃から相次いだ「大切な存在との永遠の別れ」でした。
長年溺愛していた愛猫の相次ぐ死、そして育ての親ともいえる最愛の祖母の他界。これらが立て続けに重なったことで、壇蜜さんは重度のグリーフ(悲嘆反応)に陥りました。「眠れない」「食べられない」という自律神経の崩壊が日常化し、体重は急激に減少。一時は身長158cmに対して体重が30kg台前半まで落ち込むほどの激痩せを記録し、生命活動を維持することすら危ぶまれる状態にまで追い詰められていたのです。
当時の特番インタビューや手記において、壇蜜さんは「天井がぐるぐると回り、起き上がることすらできなかった」「自分という存在が社会から完全に乖離していくような恐怖だった」と、その壮絶な心身不調のリアルを赤裸々に告白しています。単なる過労ではなく、抑うつ状態と身体症状が複雑に絡み合った結果、専門的な治療を目的とした医療機関への入院を余儀なくされました。