新語・流行語大賞ノミネート発表!落選の真相と大賞選考の裏側

新語・流行語大賞ノミネート発表!落選の真相と大賞選考の裏側

新語・流行語大賞ノミネート発表!落選の真相と大賞選考の裏側の重要ポイントを解説します。役立つ情報が詰まっています。

新語・流行語大賞を正しく評価する上で、一般読者が陥りがちな「3つの大きな誤解」を是正しておく必要があります。これらを知ることで、選考結果に対する見方はより客観的かつ立体的なものへと変わります。

1つ目の誤解は、「冠スポンサー企業が独断で言葉を選んでいる」という思い込みです。長年「ユーキャン新語・流行語大賞」として親しまれ、近年は「T&D保険グループ」が協賛していますが、スポンサー企業はあくまで表彰イベントの協賛者であり、選考の実務は『現代用語の基礎知識』編集部と外部の有識者選考委員会が独立して担っています。スポンサーの意向で受賞語が歪められているという見方は事実に反します。

2つ目の誤解は、「ビッグデータや使用頻度による絶対評価である」という認識です。流行語大賞は検索ログの集計ランキングではなく、あくまで「批評性を持ったアワード」です。したがって、社会的に批判を浴びたダークな事象(例えば違法ギャンブルを指す「オンカジ」など)も、警鐘を鳴らすべき現代用語として敢えてノミネートされることがあります。称賛するための賞ではなく、時代を記録するための賞であるという理解が欠かせません。

3つ目の誤解は、「流行語大賞を受賞したタレントや事象は一発屋として消える(流行語の呪い)」という俗説です。過去のデータを精査すると、大賞受賞を機に文化人やタレントとして確固たる地位を築いた人物や、社会制度として恒久化されたキーワード(「クールビズ」「マイナンバー」など)は多数存在します。ジンクスは単なる認知バイアスであり、言葉の社会的影響力を否定する根拠にはなりません。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。