インテリア性や実用性で圧倒的なシェアを誇るのが無印良品、ニトリ、そして山崎実業(towerシリーズ)の3大メーカーです。それぞれ明確な設計思想の違いがあり、住宅の制約や目的に応じた住み分けがなされています。
まず、賃貸ユーザーから絶大な支持を得ているのが無印良品「壁に付けられる家具 3連ハンガー / 長押」です。専用の極細固定ピンを採用しており、退去時の原状回復において画鋲穴程度しか残らないため、穴を開けない壁掛けフックとして定番中の定番となっています。使わないフックを本体に格納できるフラットなオーク材・ウォールナット材の質感は、玄関を入った瞬間の意匠性を大きく高めてくれます。
一方、コストパフォーマンスと収納バリエーションで群を抜くのがニトリです。ワイヤーメッシュや木目調パネルを組み合わせた突っ張りパーテーションは、玄関の限られた横幅(幅40cm〜60cm)にぴったり収まる設計が多く、コートだけでなく帽子や鍵、折りたたみ傘まで一元管理できる実用性が評価されています。
そして、空間を無駄にしないスマートな金属製プロダクトで評価を確立しているのが山崎実業towerです。わずか奥行き十数cmの「立て掛け式コートハンガー」や、シューズクロークの扉裏を収納に変えるマグネット式・フック式アイテムなど、狭小玄関をミリ単位で攻略するアイデア商品が豊富に揃っています。スチールに粉体塗装を施したマットな質感は、モダンな玄関インテリアとも自然に調和します。