クラブでの華々しいキャリアと並行して、ベルギー代表におけるアザール氏の存在感は際立っていました。2008年に17歳で代表デビューを飾った当初は「16番」や「14番」を着用していましたが、チームの世代交代が進むにつれて「代表の10番」を確固たるものとしました。
特に2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会では、キャプテンマークを巻きながら10番としてベルギー代表史上最高成績となる3位入賞の立役者となりました。ドリブル成功数やチャンス創出数で圧倒的な数値を記録し、大会最優秀選手に次ぐ「シルバーボール賞」を獲得。名実ともに世界最高の10番のひとりとして国際的な評価を不動のものにしました。
また、サッカー界で有名な「アザール兄弟」の背番号事情もファンの興味を引くポイントです。実弟であるトルガン・アザール選手(現アンデルレヒト所属)もベルギー代表の常連として活躍しましたが、兄エデン氏が10番を絶対的に保持していたため、代表では主に「16番」や「11番」を着用して共闘しました。
トルガン選手はクラブレベル(ボルシア・メンヒェングラートバッハやドルトムント)では10番や7番を背負ってエースとして君臨した実力者ですが、代表チーム内では偉大な兄を立て、異なる番号でピッチに立つ兄弟の連携はベルギーサッカー界の美しい象徴として親しまれました。