映画『アルマゲドン』のサウンドトラックは、主題歌である『ミス・ア・シング』だけでなく、エアロスミスの楽曲が物語の屋台骨を支えている点も見逃せません。劇中にはアルマゲドンの挿入歌としてエアロスミスの楽曲が複数採用されています。
- 『What Kind of Love Are You On』:映画のために書き下ろされた未発表ロックナンバー。緊迫感を高めるドライブ感あふれるサウンド。
- 『Sweet Emotion』:1975年の代表曲。劇中の宇宙飛行士たちの訓練シーンなどで効果的に挿入され、過酷な状況におけるタフな男たちのユーモアを演出。
- 『Come Together』:ビートルズのカバー曲。ロックバンドとしてのルーツと躍動感を印象づける楽曲。
大手レビューサイトやSNS、知恵袋などのコミュニティを分析すると、公開当時から現在に至るまでリスナーの反響には2つの潮流が見られます。
一般の映画ファンや若いリスナーからは「映画のラストシーンと重なって涙が止まらない」「結婚式で流す定番曲として今も色褪せない」という絶賛の声が大多数を占めます。一方で、1970年代からのコアなロックファンの一部からは「ダイアン・ウォーレン作のバラードを歌うのはエアロスミスの本来の泥臭いロック美学とは異なる」という批評的な意見も散見されました。
しかし、ギタリストのジョー・ペリーが後に語ったように、「自分たちのペンによる曲でなくとも、一度スティーヴンが歌い、バンドが音を鳴らせば完全にエアロスミスの世界になる」という自負通り、時間が経つにつれてロック史に残る珠玉のマスターピースとして再評価が定着しています。