リゾート地として急速に若者人気を高める糸島エリアに位置しているため、「観光気分で気軽に立ち寄れるゴルフ場」と誤認しているビジターが後を絶ちません。しかし、この認識ギャップこそが最大のトラブルの火種となります。
第一の注意点は、クラブハウスに足を踏み入れる瞬間から適用される芥屋ゴルフ倶楽部のドレスコードの厳格さです。公式に定められたエチケット規定によると、以下の基準が明確に運用されています。
来場時にはブレザーやジャケットの着用が必須(酷暑期の6月〜9月を除く)とされ、ブルゾンやダウンジャケットのみでの入場は推奨されません。ジーンズ、Tシャツ、サンダル、スニーカーでの来場は固く禁じられており、違反した場合は入場を断られるケースもあります。プレー中においても、襟付きの正統なゴルフウェアを着用し、シャツの裾をスラックスの中に収める「タックイン」が鉄則です。カーゴパンツや過度に丈の短いスカート、派手すぎるウェアはマナー違反と見なされます。
また、ネット上の一部の掲示板で囁かれる「セルフプレーで安く回れる」という言説は完全な誤認です。芥屋はキャディ付き歩行プレー(一部カート導入ホールあり)を本流としており、ゴルファー自身の歩行マナーや迅速なプレー進行(ハーフ2時間10分以内)が厳密に求められます。「お金さえ払えば自由に遊べるレジャー施設」ではなく、「メンバーが守り育ててきた社交場にビジターとしてお邪魔する」という精神的なバウンダリー(境界線)を弁えておくことが不可欠です。