ライブ直前のSNS上で定期的に話題へ上るのが、「11ゲートから入ったのにビスタ席に飛ばされた」「天井席だった」というネガティブな噂です。情報流通の過程で増幅されたこれらの言説について、ドームの構造上の事実と照らし合わせて検証します。
京セラ11ゲートにおける「ビスタ席の真相」
京セラドーム大阪の6階・7階・8階に位置する特別観覧席「ビスタルーム(ビスタ席)」は、本来はバルコニー付きのVIPルームであり、一般スタンド席とは完全に隔離された区画です。このビスタ席への入場は、通常東口または北口の専用エレベーター(専用ゲート)から行われます。
「11ゲートからビスタ席へ行かされた」という噂の真相を現場関係者や過去の動線記録から紐解くと、通常の一般チケットで11ゲートからビスタ席へ案内されることは構造上あり得ません。過去に極めて特殊な機材解放席の追加販売などで別動線が組まれた際、一部の誤解やネット掲示板への不正確な書き込みが拡散され、「11ゲート=ビスタ落ちの可能性」という都市伝説が定着してしまったと推測されます。11ゲートが明記されている通常発券であれば、ビスタ席へ回される懸念は原則不要です。
京セラ11ゲートにおける「天井席の可能性」
もう一つの懸念である「天井席(5階上段スタンド後方席)」への割り振りですが、こちらも確率としては5%未満と極めて低率です。上段スタンドへの主要な動線は3ゲートや4ゲート、あるいは2階デッキ側から上層へ向かうルートに集約されています。
稀に、下段スタンド通路から上段へ接続する階段誘導が行われるケースや、全館満員の超大型公演でゲート横断的な混雑分散が実施された場合に、上段前列(1〜5列目付近)が発券される例が報告されています。しかし、いわゆる「天井の最上段」へ飛ばされるケースは極めて例外的であり、過度に警戒する必要はありません。