不動裕理の経歴を振り返る際、並び立つ者のいない圧倒的な実績を抜きに語ることは不可能です。1996年にプロテストに合格した不動は、1999年の「伊藤園レディス」で初優勝を飾ると、翌2000年から破竹の快進撃を開始しました。
2000年から2005年まで6年連続でJLPGA賞金女王を獲得。特に2003年には年間10勝をマークし、国内女子ツアー史上初となる年間獲得賞金1億円の大台を突破(約1億4900万円)するという前代未聞の偉業を達成しました。2004年には早くも通算30勝に到達し、27歳という史上最年少記録で「永久シード」の権利を獲得しています。そして2011年5月の「サイバーエージェント レディス」で、国内女子ツアー史上3人目、日本国籍の選手としては樋口久子に次ぐ史上2人目のJLPGA通算50勝を成し遂げました。
派手な飛距離で圧倒するのではなく、フェアウェイを確実に捉える正確無比なショットと、勝負どころで確実に沈める卓越したパッティング。徹底的に無駄を削ぎ落としたプレースタイルこそが、彼女を前人未到の高みへと押し上げました。