ネット上の簡易解説記事では「困ったら初期化(リセット)」と安易に推奨されるケースが散見されますが、これには重大な落とし穴が存在します。
初期化(リセットボタン)を押す前の絶対的な注意点
本体底面や背面にあるRESETボタンを長押しするルーター初期化リセット方法を実行すると、工場出荷状態に戻るため、ルーター内に保存されていたプロバイダの接続ID・パスワード、SSIDやWi-Fi暗号化キー、固定IP設定などがすべて消去されます。
近年主流のv6プラスやOCNバーチャルコネクトなどの「IPv6(IPoE)接続」であれば、初期化後もLANケーブルを挿すだけで自動判別・自動開通することが増えています。しかし、従来のPPPoE接続契約を残している回線の場合、契約書類に記載された認証ID(例:user@xxxx.ocn.ne.jp)とパスワードを手動で再入力しなければ、二度とインターネットランプは点灯しません。契約書類が手元にない状態でのリセットは絶対に避けてください。
見落としがちな外部要因:プロバイダ通信障害とIPv6設定のズレ
宅内機器が完全に正常であっても、NTT東西のフレッツ網や各プロバイダ(OCN、@nifty、So-net、GMOとくとくBBなど)で局所的なネットワーク障害が発生していれば、INTERNETランプは点灯しません。スマートフォンの4G/5G回線を使い、契約プロバイダのプロバイダ通信障害情報公式ページや障害報告マップを確認することが重要です。
また、回線契約をIPv4からIPv6へ移行した直後などは、ルーター内の設定が「PPPoE接続」のまま固定されていると競合を起こします。管理画面からIPv6接続設定確認を行い、「インターネット@スタートを行う」または「v6プラスを使用する」といった適切な接続モードが選択されているかをチェックしてください。