大学受験の偏差値58ゾーンにある大学群を卒業した際、就職活動においてどのような扱いを受けるのかは、受験生のみならず保護者にとっても切実な問題です。大手就職情報サイトや採用コンサルティング会社の現場調査から見えてくるのは、「最初の足切りはクリアできるが、無条件の優遇はされない」という絶妙なポジションです。
主要メガバンク、総合商社、外資系コンサル、大手広告代理店など、いわゆる最難関企業が設定する厳格な「学歴フィルター(旧帝大・早慶・上位MARCH限定)」に対しては、エントリーシート(ES)選考の段階で苦戦を強いられるケースが散見されます。就職情報フォーラムや現役大学生の体験談でも、「MARCH上位と日東駒専・成成明学のあいだに、説明会予約枠の明らかな差を感じた」という証言は少なくありません。
しかし、一般的な上場企業、大手メーカー、ITベンダー、地方銀行、国家公務員一般職・地方上級公務員などの採用試験においては、偏差値58レベルの大学名がマイナスに働くことはほぼ皆無です。面接段階での自己PR、学生時代に注力した実績(ガクチカ)、SPIや玉手箱といった適性検査の得点力さえ伴っていれば、東大・京大・早慶の学生と対等に内定を競い合える強固な基盤を持っています。