もうひとつ、世間の関心を集めやすいのが「大物政治家や芸能人・有名人の信者」を巡る噂です。週刊誌報道や実話誌では、過去数十年にわたり数々の大物俳優、歌舞伎役者、女性タレント、プロスポーツ選手が「真如苑信徒である」と報じられてきました。
実際に、過去の特番インタビューや自著・手記、関係者の証言などを精査すると、真如苑に縁を持ち、立川の総本部や全国の精舎に足を運んだことのある著名人は複数実在します。しかし、ここで注目すべきは「教団がその著名人を広告塔として選挙や政治に利用したことが一度もない」という決定的な事実です。
他教団の場合、選挙が近づくと信徒の芸能人が街頭演説の応援車に登壇したり、比例区候補の集会でマイクを握って支持を呼びかけたりする光景が一般的です。しかし真如苑においては、著名人が信徒であったとしても、それは完全に私的な信仰の領域にとどめられ、政界とのパイプ役に担ぎ出されるような事例は存在しません。
また、政治家個人との接点についても、議員個人が「一人の人間」として悩み相談や修行に訪れるケースはあっても、教団として推薦状を出したり、全国の支部(精舎)に通達を出して集票を行ったりすることはありません。教団内の信徒組織(組や筋と呼ばれるネットワーク)は、あくまで個人の信仰生活と自己研鑽を支えるためのものであり、政治的な号令を一元的に伝達するシステム自体が排除されています。