二人の距離を急接近させた決定的なきっかけは、2016年の立て続けのドラマ共演にありました。まず同年1月期に放送されたフジテレビ系月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(通称:いつ恋)で初共演を果たします。有村架純、高良健吾ら同世代の実力派俳優が集う過酷なロケ現場の中で、二人は役者論を語り合う深い信頼関係を築きました。
そして決定打となったのが、同年4月から放送されたNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』です。高畑充希が演じるヒロイン・小橋常子と、坂口健太郎が演じる帝大生・星野武蔵は、お互いに想いを寄せ合いながらも時代の波に翻弄される切ない恋模様を熱演。約10ヶ月に及ぶ長期間の撮影スケジュールを共に乗り越える中で、画面上の淡い恋心は現実の確固たる愛情へと発展していきました。
撮影現場のスタッフからは当時、「休憩中も自然体で談笑し、まるで長年連れ添ったパートナーのような空気感があった」「高畑さんの明るいエネルギーに、坂口さんが穏やかな笑顔で寄り添っていた」といった証言が多数寄せられており、共演者から恋人へとシフトするのは自然な流れだったことが窺えます。