凡野高校に通う増渕トビオは、「そこそこ楽しければいい」という冷めた現実主義を掲げるごく普通の高校生でした。仲間の伊佐美翔、丸山友貴(マル)、そして金回りの良いOBの小坂秀郎(パイセン)とともに、退屈ながらも満ち足りた日常を浪費していました。
平和な日常が崩壊したのは、近隣の不良校・矢波高の頭である市橋哲人グループにマルが拉致され、凄惨なリンチを受けたことが引き金となります。復讐を企てたトビオ達は、パイセンの資金力を使って小型のプラスチック爆弾を製造。矢波高の部室付近に仕掛け、「ボヤ騒ぎを起こして不良たちを驚かせる」という短絡的なイタズラを実行しました。
しかし、仕掛けた爆弾が偶然にも校内のプロパンガス管に引火。大爆発を引き起こし、生徒や教員10名が即死、市橋を含む多数の重傷者を出す未曾有の大惨事へと発展してしまいます。事態の重さにパニックに陥った4人は、警察の捜査から逃れるために逃亡生活を開始。パイセンの父・輪島の巨額の財力による隠蔽工作、仲間同士の猜疑心、そして市橋の執拗な追跡に怯えながら、彼らの精神は急速に追い詰められていきました。