世間の注目を最も集めたのが、元夫である格闘家・才賀紀左衛門との間で争われた長女の親権者変更および引き渡し請求を巡る法廷闘争です。2014年9月の結婚、2015年5月の第1子誕生を経て、2019年12月に離婚が成立した際、当初は才賀側が親権を持つ形で離婚届が提出されました。しかし、あびる側は「知らぬ間に提出された」と主張し、2026年1月に東京家裁へ親権者変更を申し立てました。
家庭裁判所および東京高等裁判所は緻密な調査官調査を経て、2026年4月にあびる優への親権者変更および長女の引き渡しを命じる決定を下し、これが確定しました。司法の判断としては完全に母側の勝訴となったものの、その後、長女が実際に引き渡されない「違法な連れ去り・不法占有状態」が長期化することになります。
直接強制が執行官同席のもとで行われた際、幼い長女の拒絶反応により引き渡しが成立しなかった背景には、長期間にわたる片親との同居による心理的誘導(いわゆる片親疎外)の影響も専門家から指摘されました。確定した司法判断がありながら実力行使が及ばない現実は、日本の家事事件における根深い課題として記録されています。