インターネットの掲示板やSNS上で数年おきに浮上する月9枠終了の噂の真相について、民放関係者や編成担当者への取材をもとに検証します。
結論から述べると、「月9枠が廃止・撤退する予定は一切存在しない」というのが現場の確固たる事実です。では、なぜこうした終了説がまことしやかに囁かれ続けるのでしょうか。
最大の要因は、旧来の「世帯視聴率」のみを基準にした一部ネットニュースの扇情的な見出しにあります。2010年代中盤、世帯視聴率が5〜7%台に落ち込んだ際、「伝統枠の崩壊」とセンセーショナルに報じられました。しかし、フジテレビをはじめとする民放各局の指標は、すでに購買意欲の高い13〜49歳の「コア視聴率」および「見逃し配信再生数(TVer・FOD)」へと完全に舵を切っています。
広告代理店関係者によると、「現在の広告主が最も注視しているのは、配信でのCM完走率とSNSでのエンゲージメント。月9というブランドは依然として配信開始直後から圧倒的なトラフィックを集めており、局の営業戦略上、最も手放せないフラッグシップ枠である」と明言されています。