現在、バレーボールファンの間で最も活発に議論されているのが「女子代表にも外国人監督を招聘すべきではないか」というテーマです。この議論の火付け役となったのは、言うまでもなく男子代表の大躍進でした。中垣内祐一氏とフィリップ・ブラン氏のタッグから始まり、ブラン監督の下でネーションズリーグ表彰台や世界トップ3入りを果たした男子の成功体験が、女子ファンにも強い影響を与えています。
SNSやネット掲示板、ポータルサイトのコメント欄を分析すると、ファンの生の声は大きく二分されています。
「男子があれだけ変わったのを見ると、女子も国内のしがらみがない外国人監督に委ねるべきだ。古き良き日本バレーの美徳に縛られすぎている」
「イタリアやトルコのトップリーグで指揮を執る名将を連れてこないと、世界標準のブロック戦術には対抗できない」
一方で、慎重論を唱えるファンの声も根強く存在します。
「女子は男子以上にコミュニケーションの機微やメンタルケアが結果を左右する。通訳越しの指導で本当にチームの一体感が生まれるのか」
「中田久美さんの時も、眞鍋さんの時も、最後は個々のフィジカルと高さの差で負けた。監督の国籍を変えただけで身長が伸びるわけではない」
過去にはイタリア出身の名将や海外リーグで実績を上げた指導者の名前がリストアップされたと報じられましたが、最大の障壁となってきたのが「日本特有の長期合宿文化」と「言語の壁」です。海外の一流監督は代表活動期間のみの指揮を好み、年間を通じて選手を拘束する日本式の強化合宿とハレーションを起こしやすいという指摘が、強化関係者からも長年なされてきました。