Q1:次期首相はいつ、どのような手続きで決まるのですか?
A1:日本の現行憲法下において、首相(内閣総理大臣)は国会議員の投票による「首班指名選挙」で決定されます。通常は与党である自民党の総裁が首相に就任するため、実質的には「自民党総裁選挙」の勝者が次期首相となります。総裁選挙は現職の任期満了に伴う定期選挙、あるいは現職の辞任表明に伴う臨時総裁選として実施され、全国の党員・党友による投票と国会議員票の合算で争われます。
Q2:世論調査の支持率ランキング1位の候補が必ず首相になれるのでしょうか?
A2:必ずしもそうとは限りません。世論調査の数値は一般国民を対象としたものですが、総裁選の投票権を持つのは「自民党所属の国会議員」と「党費を納めている全国の党員・党友」に限られます。過去の総裁選でも、国民人気の高い候補が決選投票で議員票を集めきれずに敗北した事例が散見されます。ただし、派閥が解体された現在では、次の総選挙を強く意識する議員が世論調査の動向を以前よりも極めて重く受け止めるようになっています。
Q3:自民党以外の野党から次期首相が誕生する可能性はありますか?
A3:衆議院選挙において与党が過半数を割り込み、野党勢力が大同団結して連立政権を樹立した場合には、野党第1党の党首などが首班指名を受ける可能性があります。しかし、基本政策(安全保障、エネルギー政策、憲法観)を巡る野党間の隔たりは依然として大きく、単独での政権奪取はハードルが高いのが実情です。政界再編が進み、与野党の一部が合流する連立の組み替えが起きない限り、現時点では自民党総裁選の勝者が次期首相に直結する可能性が極めて高いと見られています。