好きな食べ物を性別でクロス集計すると、男女間で食に対する動機づけの違いが浮き彫りになります。この男女別人気メニューのギャップを理解しておくことは、コミュニケーションのすれ違いを防ぐ上で欠かせません。
男性ランキングのトップ3は、1位「ラーメン」(23.1%)、2位「焼肉」(21.4%)、3位「カレーライス」(16.0%)という結果でした。男性票を牽引しているのは、「短時間で濃厚な旨味とエネルギーを摂取できる」「本能的な満腹感を得られる」という即効性の高い報酬系です。一方の女性ランキングは、1位「寿司」(24.8%)、2位「パスタ・イタリアン」(17.3%)、3位「フルーツ・スイーツ類」(15.2%)が上位を独占しました。
女性が選ぶメニューには、「彩りの豊かさ」「少しずつ多彩な味を楽しめるバリエーション」「空間や会話を楽しめる滞在価値」といった体験性を重視する傾向が色濃く反映されています。焼肉ひとつを取っても、男性は「カルビや白米でがっつり満たす」ことを望むのに対し、女性は「希少部位を少量ずつ、サンチュやナムルと共にバランスよく味わう」スタイルを好むケースが目立ちます。
世代間比較として小学生の好きな食べ物のデータに目を向けると、カレーライス、寿司、ハンバーグ、から揚げが不動の上位です。大人の嗜好は幼少期の原体験を土台にしつつ、加齢による消化機能の変化や健康意識、情報接触によって「ラーメン派」や「寿司派」へと細分化していく軌跡が見て取れます。