1935年に国の天然記念物に指定された千仏鍾乳洞は、幾千もの鍾乳石がつららのように垂れ下がる圧巻の鍾乳洞です。洞窟の総延長は数千メートルにも及ぶとされていますが、一般の観光洞として整備・照明が設置されているのは入口から約900mの地点までとなっています。
入口をくぐると、外界の喧騒とは隔絶されたひんやりとした空気が肌を包み込みます。頭上を見上げれば、数十万年もの歳月をかけて地下水が石灰岩を溶かし成形した鍾乳石や石筍(せきじゅん)が林立し、まさに大自然の造形美そのもの。洞内には「初音乳」や「極楽峠」など名付けられた奇岩スポットが点在し、ライトアップされた岩肌が幻想的な陰影を描き出しています。
北九州市小倉南区の絶景ドライブスポットである平尾台の雄大な草原風景とセットで立ち寄れる点も、多くの観光客に選ばれ続ける大きな理由です。