海老名美どりを語る上で欠かせないのが、落語界最高峰の血脈である「海老名家(林家一門)」の存在です。
初代・林家三平と海老名香葉子の長女として生まれた美どりは、長男の九代目・林家正蔵(旧・林家こぶ平)、次男の二代目・林家三平(旧・林家いっ平)という名跡を継いだ弟たちを持つ、実質的な「海老名家の長姉」です。
一方で、次女であるシンガーソングライター・泰葉(やすは)との姉妹関係は、過去にメディアでも大きく取り沙汰されました。春風亭小朝との離婚騒動以降、泰葉によるブログ発信や家族批判が過熱した時期があり、一族内には一時深刻な緊張状態が走りました。
しかし、美どりは感情的なメディア合戦には一切加わらず、終始沈黙を守る対応を徹底。家族のトラブルを表沙汰にして消費されるリスクを避けるため、一定の心理的バウンダリー(境界線)を保ちながら、名門一族の品位を守る防波堤としての役割を果たしました。