有村藍里が受けたのは、美容外科領域でも極めて難易度が高いとされる輪郭矯正の骨切り手術でした。この難手術を担当した執刀医は、形成外科出身の名医として知られる山口憲昭医師です。山口医師は頭蓋顎顔面外科の高度な技術を持ち、単に骨を削るだけでなく、術後の機能面や表情の自然さまで緻密に計算するエキスパートとして多くの患者から絶大な信頼を得ています。
彼女に施された具体的な術式は、上顎を水平に切って後方へスライドさせる「ルフォーI型骨切り術」と、下顎の骨を分割して位置を調整する「下顎枝矢状分割術(SSRO)」を組み合わせた両顎手術です。さらに、顎先のバランスをミリ単位で整える「オトガイ形成術」も同時に実施されました。
手術では、上下の顎骨を約3ミリから4ミリ後方へ移動させました。わずか数ミリの移動に見えますが、顔全体の印象を劇的に変えるには十分すぎる距離です。神経が集中する顎の骨を切り離して再固定する手術は、大量出血や顔面神経麻痺などのリスクも伴います。全身麻酔を用いた数時間に及ぶ大手術に、彼女は自らの将来を賭けて臨みました。