ビームの最期は、読者の涙を誘う屈指の悲壮なエピソードとして語り継がれています。物語中盤、サンタクロースの手によって特異4課のメンバー全員が地獄へと落とされた際、彼らの前に現れたのは根源的恐怖の名を持つ超越者「闇の悪魔」でした。
圧倒的な絶望を前に、歴戦のデビルハンターや魔人たちが次々と五体を切断され即死していく中、ビームもまた闇の悪魔の不可視の攻撃によって致命傷を負います。両腕をもがれ、肉体を寸断されながらも、ビームの意識は最後まで「デンジを救うこと」だけに向けられていました。
瀕死のデンジの元へ這い寄ったビームは、自らの首から流れる血をデンジの口へと注ぎ込みます。そして残された最後の力でデンジの胸のスターターロープを引っ張り、「チェンソー様…オレの血を飲んで…復活…して…」と言い残して力尽き、闇の悪魔の一閃によって完全に破壊されました。
恐怖に怯え逃げ惑うのが自然な極限状況において、恐怖の感情すら主への忠義でねじ伏せ、命を投げ打ってデンジを蘇生させたビーム。ギャグ担当として場を和ませてきた彼のあまりにも壮絶で気高い自己犠牲は、読者に強烈な衝撃と深い感動を与えました。