「着圧ソックスを履いたら逆に足が痛くなった」「赤みやかゆみが出た」というトラブルの原因の多くは、間違った着用法やサイズ選びにあります。
よくある誤解が、「圧力が強ければ強いほど細くなる」という思い込みです。小さめのサイズを無理に選んだり、効果を高めようと2枚重ね履きをしたりすると、足首や膝裏の血管を局所的に締め付けすぎてしまい、血流が完全に遮断されます。その結果、ソックスの上部や下部に水分が溜まってかえってむくみが悪化する現象が起こります。また、生地が途中でめくれたり、シワが寄ったりした部分も同様に強い圧迫ポイントとなり、鬱血や水ぶくれの原因になります。
ネット上では「履くだけで脚痩せする」「脂肪が燃焼する」といった過剰な口コミも見受けられますが、医学的に着圧ソックスに直接的な脂肪燃焼作用はありません。水分が抜けて一時的に脚周りが数センチ細くなることや、むくみにくい体質作りを支える効果は確かにあるものの、過度なダイエット効果を期待して過剰な圧迫を続けるのは禁物です。