大学の除籍とは?中退との決定的な違い・履歴書の書き方と復籍の条件

大学の除籍とは?中退との決定的な違い・履歴書の書き方と復籍の条件

大学の除籍とは?中退との決定的な違い・履歴書の書き方と復籍の条件の重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

大学を途中で離れるケースにおいて、混同されがちな概念が「自主退学(中途退学)」と「除籍」です。両者は外見上「大学を卒業できなかった」という結果こそ共通していますが、学籍管理上の法的性質は根本から異なります。

自主退学は、学生本人が所定の「退学願」を大学窓口に提出し、教授会や学長の承認を経て円満に学籍を離脱する手続きです。これに対し、除籍は大学の学則に基づき、大学側が職権によって学籍名簿から学生の身籍を抹消・剥奪する行政的処分に該当します。

学歴上の扱いという観点では、どちらも学位(学士)を取得していないため、大学除籍後の最終学歴は原則として「高卒」になります。ただし、学籍簿上の記録としては「円満な中途退学」か「学則違反等による除籍」かで明確に区別して保管されます。

なお、在学中に修得した単位の扱いについても誤解が蔓延しています。かつては「除籍になると単位もすべて白紙になる」という俗説がありましたが、現在の大学設置基準および各大学の運用では、正規に認定された単位自体が消滅することはありません。卒業証明書は発行されませんが、「在籍期間証明書」や「単位修得証明書」「成績証明書の発行」を受けることは可能であり、他大学への編入学や再入学時に単位認定の対象として活用できます。

区分発生理由・手続きの性質修得単位・証明書の発行編集部の見解・キャリアへの影響自主退学(中途退学)本人の意志で退学願を提出し、学納金の精算を経て正式に承認。単位認定は完全有効。「退学証明書」「成績証明書」の発行可能。前向きな進路変更として説明しやすく、再就職や編入への障壁は最小限。学費未納・年数超過による除籍学費の滞納、休学・在籍期間の満了に伴う大学側からの職権抹消。修得単位は有効。「在籍期間証明書」「成績証明書」が発行可能。事情(経済的困窮等)を適切に説明できれば、リカバリーの道は十分に残る。懲戒除籍(処分除籍)重大な犯罪行為や不正行為に対する最も重い学長処分。大学により一部単位抹消措置や証明書の発行制限が課される場合あり。事実上の学籍抹殺。公職・資格取得・就職において極めて深刻な打撃となる。
鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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