電車食堂マスタードシードが閉店した真相|幻のレトロ車両カフェに何が起きたのか

電車食堂マスタードシードが閉店した真相|幻のレトロ車両カフェに何が起きたのか

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単なる珍しい外観のスポットにとどまらず、多くのリピーターを獲得していた理由は、料理に対する妥協なきこだわりと温かい接客にありました。電車食堂マスタードシードのメニューは、素朴でありながら丁寧に仕込まれた洋食とスイーツが中心でした。

当時の利用客から特に高い支持を集めていた代表的なメニューは以下の通りです。

  • 特製手ごねハンバーグプレート(当時約950円〜1,200円):肉汁がしっかりと閉じ込められたジューシーなハンバーグに、じっくり煮込んだ自家製デミグラスソースが絡む看板料理。
  • じっくり煮込んだ自家製カレー(当時約850円):スパイスの香りと野菜の甘みが溶け込んだ、どこか懐かしく深いコクのある一皿。
  • サイフォン抽出のこだわり珈琲&手作りシフォンケーキ:電車のボックスシートに座り、車窓を眺めながらゆったりと楽しむカフェタイムの定番。

当時の電車食堂マスタードシードの口コミ・評判を振り返ると、「電車の座席に座って食べるだけで旅情が湧く」「レトロな扇風機や網棚がそのまま残っていて居心地が抜群」「マスターと奥さんの人柄が温かく、隠れ家のように通っていた」といった声が圧倒的多数を占めています。奇をてらった観光地価格ではなく、日常使いできるアットホームな電車レストランとして愛されていたことが窺えます。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。