昨今のサウナブームも手伝い、「サウナや露天風呂でお酒を飲んだら気持ちいいのでは」と考えるケースが見受けられますが、こちらも致命傷になりかねません。
サウナ室内での発汗量は入浴時をはるかに上回ります。アルコールが残った状態で高温サウナに入ると、強烈な脱水によって血管内で急速に血栓が形成され、脳梗塞や心筋梗塞を発症するリスクが跳ね上がります。サウナ後の水風呂による急激な温度変化も、乱高下する血圧に耐えきれず血管破裂(くも膜下出血など)を引き起こす恐れがあり、絶対に避けるべき愚行です。
また、温泉旅館の露天風呂でお酒を提供するサービス(桶に徳利を浮かべる風流な演出)を見かけることがありますが、現代の多くの宿泊施設では安全管理の観点から原則禁止または厳格な制限が設けられています。転倒による外傷事故や溺水事故が起きた場合、施設側の責任問題にも発展するため、持ち込みを固く禁じる旅館・ホテルが主流です。旅先であっても「湯船で一杯」の誘惑には乗らない分別が求められます。