2026年度の理系入試で最大のトピックとなったのが、工学部の隔年現象です。前年度に入試難化を警戒して志願者が減少した反動から、今年度は情報知能工学科や機械工学科などを中心に志願者が一気に集中しました。予備校の志願動向リサーチで「前年低倍率=狙い目」と判断した受験生が集中した結果、倍率が急跳ね上がる典型的なリバウンド現象が起きています。
新設から注目を集め続けるシステム情報学部も、情報系分野への構造的な需要に支えられ、倍率は4倍台の大台に乗りました。これに対し、医学部の志願倍率は医学科が約3.8倍を記録。神戸大学医学部は共通テストの圧縮比率と二次試験の難問対応力が問われるため、安易な出願は少なく、厳格な第一段階選抜(足切りライン)を突破した猛者たちによる1点刻みの争いとなります。