日中のメインストリートは正午を過ぎるとピークを迎える。人波で溢れかえる通りを快適に巡る鍵は、時間帯のズレと一本裏の小路にある。午前9時半、まだ大型ツアー客が到着する前の静けさの中、メルヘン交差点側から歩き始めるのが通の選択だ。
散策の合間に立ち寄りたいのが、通りに点在する老舗や気鋭のスタンドが競い合うテイクアウトグルメ。蒸したての海鮮かまぼこや、北海道産ミルクを惜しみなく使った濃厚ソフトクリームが舌を潤す。混雑が極まる13時前後は、運河沿いの抜け道や一本山側の路地を迂回しつつ、隠れ家的なカフェへとエスケープするのが賢い。歩行者の少ない裏ルートを活用すれば、移動時間を半分に短縮しながら、古き良き港町の生活感が残る佇まいに出会える。