Web検索で上位に並ぶ「LIXILショールーム福岡予約なし」というワード。これを見て「予約なしでも気軽に入れるなら、週末の買い出しついでに立ち寄ってみよう」と考える施主は多い。だが、ここには初学者が陥りやすい「見学形態のミスマッチ」という大きな落とし穴が存在する。
公式運用データおよび館内レギュレーションによると、LIXILショールーム福岡は入場自体は予約なしの「自由見学」として可能だ。館内の空間展示を眺めたり、カタログを持ち帰ったりするだけであれば、受付で簡単な手続きを済ませるだけで入場できる。しかし、問題はその先にある。
予約なしで訪れた場合、専門のショールームコーディネーター(アドバイザー)によるアテンドは原則として受けられない。扉のカラーサンプルを別の照明下で見比べる、キッチンのワークトップの高さを体格に合わせて微調整する、希望のオプションを盛り込んだ「定価見積書」や「3Dカラーパース」を発行してもらうといった作業は一切行えない仕様になっている。
施主の生々しい証言でも「夫婦で意気込んで行ったものの、引き出しの開閉を数回試しただけで終わった」「ハウスメーカーの営業担当から『ショールームで見積もりを作ってもらってください』と言われていたのに、手ぶらで帰る羽目になり工期が遅れた」という失敗談が後を絶たない。単なる下見ではなく、具体的な新築・リフォームの仕様決定を目的とするなら、事前のアドバイザー予約なしでの来場は徒労に終わるリスクが極めて高いのが実態だ。