断食期間を経た消化管は、いわば休眠状態にある。数日間にわたって固形物が通過しなかった腸内に、大量の水分と特定の有効成分が一気に流れ込むことで、休んでいた腸管神経系が劇的に覚醒する。これが、梅流しを口にしてからわずか数分から2時間程度で発生する猛烈な便意の正体だ。
空腹状態の腸に大量の水分のほか、叩き潰した梅干しと柔らかく煮た大根が注がれると、腸の蠕動(ぜんどう)運動が爆発的に活性化する。消化管の壁に付着していた粘液や古い便、いわゆる宿便排出が促され、水様便とともに一気に体外へと排出されていく。短時間で腸内を丸洗いしたかのような爽快感が得られる理由がここにある。