結婚後、成島早穂さんが真っ先に取り組んだのが食事面の抜本的な改革だ。プロ野球選手の体調管理は生半可な知識では務まらない。怪我の予防、疲労回復、筋肉量の維持。これらを達成するため、彼女は「アスリートフードマイスター」や「野菜ソムリエ」の資格を取得した。単に知識を得るだけでなく、毎日の実戦に落とし込んだ点が彼女の真骨頂と言える。
彼女が公開する夕食の品数は、時に10品から15品にも及ぶ。単に見た目が豪華なだけではない。塩分濃度、脂質のコントロール、試合前日と試合直後の栄養バランスの違いに至るまで計算し尽くされている。「夫が怪我をせず、1年を通して投げ抜くこと」だけを考え抜いたメニュー構成。登板日に合わせたエネルギー補給の調整は、もはや専属のコンディショニングコーチ並みの精度だ。