軽井沢星野エリアを訪れたなら、軽井沢高原教会と並び称される石の教会 内村鑑三記念堂にも立ち寄りたい。木材を贅沢に使った温かな三角形の高原教会に対し、石の教会は石とガラスが織りなす圧倒的なオーガニック建築だ。
石は男性、ガラスは女性を象徴し、自然と一体となる教会建築の傑作として世界中から建築愛好家を惹きつける。対照的な素材を用いながらも、両者が目指す本質は一つ。「大自然そのものが祈りの場である」という内村鑑三の無教会主義の思想だ。ふたつの聖堂を巡ることで、軽井沢の地に根付いた祈りの哲学がより立体的に立ち上がってくる。